「クローゼットがはちきれそうなのに着る服がない!」を40代のいま読んでよかった

先日購入した本、クローゼットがはちきれそうなのに着る服がない!そんな私が、1年間洋服を買わないチャレンジをしてわかったこと [ 松尾 たいこ ]を読みました。

最初の数ページ読むだけで、まるで先日自分が言っていたことがそのまま書いてあるような感じがして驚きました。

https://ufufu40.net/2018jan-3/

プロローグから同じ状況で、

「どうしてこんなに服があるのに、着たい服がないの!」

「ああ、着たい服がない・・・」そしてまた、お買い物にいってしまうのでした。

これって、けっこうな割合である話だと思いませんか?

私の周りでも季節の変わり目には99%くらいの割合で「着るものがない」と会話の最初に出てきます。

去年なに着てたっけ?

全然着るもの無くていやになるよ。

何か買いにいかないといけないわ。

・・・こんな会話していませんか?

毎年毎年たくさんの洋服を買い、それでもまだ無いんですよね・・・。

1年間洋服を買わない

作者の松尾たいこさんは、イラストレーターです。ご自身でもかなりのファッション好きとのことで昔はファッション雑誌を月に10冊購入していたり、洋服を週に1枚以上購入していたこともあったとか。彼女にとって趣味でもある洋服を1年も買わないなんて!そんなところに興味をもって本を読んでみました。

最初はお友達のスタイリストさんが1年間洋服を買わないことをされていて、おすすめされたときは自分には無理ということでしたが、まずは100日間やってみたら?からのチャレンジだったそうですが、100日過ぎたら1年できそうだということで続けられたとのこと。実際は、テレビのお仕事のような場合の衣装は買ってもいいとして何度か購入されたようですが、普段着るものは買わなかったとのこと。

1年ってすごいですよね。

過ぎてみればあっという間の1年も、この先を考えると長い道のりのような気がしてしまいます。ただ、ルールを決めてすこしだけ甘くしているのも続く理由なのかなと。

松尾さんの場合は、下着やアクセサリー小物などは洋服に含まずに買ってもOKのようでした。

買わないことで見えるもの

100日から1年と日を追うごとに洋服を買わないことで生まれる発見がとても自然で楽しく読むことができました。無理やり断捨離して手放すよりも、1年間洋服を買わないという行為が逆に自分に必要なもの、そうでないものを見極めることができそうなきがしました。このほうがリバウンドしないような気もしました。

ざっと読んでみて、自分もできるような気になってくるくらい心境の変化や、見えてくるものがあり、読み終わったら自分のクローゼットもきれいになっている気持ちになるくらいでした(笑)

40代以上にはオススメ

この本に書いてあるのですが、10代20代の若者にはオススメしないと。若いってことでどんなファッションも勢いでできたり、少しくらい変でもかわいかったりします。いろんなファッションを楽しんでいけばいいし、失敗していくのもセンスを磨く時間だと。

逆に、40代になると前は着こなしていた洋服もなんとなく似合わなくなってきたり、何が似合うのかわからなかったり・・・。そんな人にはオススメのようです。私も読んでいて、すごく納得しました。

買わない行動が、物を大切にすることにつながり、洋服を買わないチャレンジが終わった時には本当に欲しいものが明確になり、1点買うのも長く着れるものを選んだりするという。

とにかく、無駄に買い物はしなくなると思われます。

本を読んでいるとこのチャレンジは得るものが多そうな気がします。

3つの提案

お友達のスタイリストさんが最初に提案したのが3つの提案だったそうです。

①1年間女性誌を買わないこと
②1年間服を買わないこと
③コーディネートを毎日記録すること

それらを達成すると本当に大切なもの、好きなものがわかるようになるらしい。

松尾さんは、外出する仕事ではないのでコーディネートを毎日記録することはやめて、◎100日間は洋服を買わない。◎女性誌を買わない。このルールでチャレンジしていました。そして、達成したときのご褒美も事前に決めていました。

本当に大切なもの、好きなものがわかるようになる

「本当に大切なもの、好きなものがわかるようになる」この言葉は、きっと断捨離やミニマリストにもつながるのかもしれません。

物にあふれていながらも、次から次へと買ってしまう行為。これってエンドレスですよね。頭ではわかっていてもなかなか止められない私にはこの洋服を買わないチャレンジがとても魅力的です。

わたしもできる範囲でチャレンジしたいなと。